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ここでは住宅のタイプを始め、日本の住宅の種類と家の構造について簡単にまとめてみようと思います。
おそらく皆さんが日本の家で生活をしてみると、色々と違いを見つけることがあると思います。 もしもホームステイで日本の生活を始めているのであれば、ホストファミリーから教えてもらうことができますが、ホームステイでなければ是非ともこのページを読んでみて下さい。 きっと役に立つはずですよ。
日本の住宅にはどのようなものがあるのでしょうか? おそらく皆さんは日本の家は小さいと予想していることと思います。
実際に都会では「一戸建て」の家を持つことが出来ないので「集合住宅」に住んでいる人が多いです。 ちょっと郊外に出ると一戸建てに住んでいる人もいますが、それでも家が小さかったり、庭がなかったりとゆったりと住むにはちょっと小さく感じる家が多いのではないでしょうか? 逆に田舎に行けば家も立派になり、その庭も十分に広くなります。
ここでは地方に多い「一戸建て」、都市部に多い「集合住宅」、そして最も小さい「ワンルーム」を紹介します。
一戸建てとは、集合住宅ではなく一戸毎に独立して建っている家です。 一般的には一戸建てには「門」「塀」「駐車場」「庭」があります。 家によっては敷地内に「母屋」と呼ばれる人が住むための大きな家屋と、「離れ」と呼ばれる母屋に比べると小さな家屋の2軒建っていたりします。
もしも家が大きな犬を飼っている場合には、「犬小屋」という犬用の小さな家が庭に建っている事が普通です。 ただし、最近は昔と比べて犬を甘やかすようになってしまったので、たとえ大きな犬であっても欧米のように家の中で飼うことがやや一般化し始めています。
日本では、特に都会において一戸建てよりもマンションやアパートと呼ばれる「集合住宅」に住むことが一般的です。 日本におけるマンションとアパートの違いは、高級感が重要に感じられ、高級な集合住宅をマンション、そうでもないものをアパートと呼んであながち間違いは無いでしょう。 どちらにしても日本の住宅で生活する時には、マナーが非常に大切ですから、集合住宅に住むためのマナーを列挙してみましょう。
集合住宅にはワンルームと呼ばれている独特な構造を持つ家があります。 それは居間兼寝室となる小さな一部屋と、キッチン兼廊下、そしてユニットバスが付いている必要最小限のものが付いた部屋です。 昔僕が住んでいたワンルームの居間兼寝室はかなり狭かったため、ベッドを購入すると生活スペースが無くなりますから布団を利用せざるを得ませんでした。 もちろんがんばり次第ではベッドを置くことも出来ます。
次に日本の部屋について書いてみます。 日本の部屋には日本風の「和室」と欧米風の「洋室」の2種類あります。 もちろん「和室」の方がより日本らしい生活を体験することが出来ますが、皆さんの場合はおそらく「洋室」の方が生活しやすいのではないでしょうか? なぜ洋室の方が生活しやすいのかというと、床がフローリングやカーペットなのでベッドで眠ることが出来るからです。
逆に、和室の場合には床はい草という植物を編んで作られた「畳」が敷き詰められています。 畳の上にいすやベッドを置くと表面が痛みやすいことから、一般的には畳の上に「布団」を直に敷いて眠るのでベッドはめったに利用されません。
日本人は家の中では靴を脱いで生活をします。 僕がカナダで生活をしていたときには、カナダ人・アメリカ人の友人は家の中で靴を脱いで生活していましたが、ヨーロッパから留学して来ていた友人は家の中で靴を脱ぐ習慣がないように感じられました。 皆さんの習慣はどうでしょう? 日本では屋内を素足で歩いても問題ないようにきれいに掃除されているはずなので、足の裏が汚くなることはありません。
そのような屋内で靴を履かない日本の習慣から、日本の家では「玄関」と呼ばれる靴を脱ぐための構造が入り口に作られています。 この玄関には下駄箱と呼ばれる家族の靴をしまうための家具があります。 ですから、皆さんが客として友達の家に遊びに行った場合には下駄箱が使えませんから、玄関に靴を並べておきましょう。
日本では、通学・通勤のために電車を利用する人がたくさんいます。 しかし、駅まで距離がある場合には、自転車や車で駅まで行く人がたくさんいますから、一般的に集合住宅には無料の自転車置き場が備え付けられているのが普通ですが、東京のような大きな都市では有料の場合があります。 入居時に確認してみて下さい。
日本では路上に駐車することは違法となるため、自分の家や家の近くに駐車場が無ければ軽自動車以外の車を持つことが出来ません。 ですから、日本の家は普通は駐車場を持っています。 逆にもしも家に駐車場が無い場合には、たいてい家から歩いて行ける範囲内に集合駐車場があって、そこを利用しているはずです。
日本では2種類の便器が利用されています。 1つは「和式」と呼ばれるもので昔から日本で利用されている便器の形で、もう一つは欧米と同じ「洋式」です。
洋式の使い方はおそらく皆さんも御存知のことでしょう。 サイズは欧米のものよりも日本人の体格に合わせて少し小さめに作られています。 ただ、日本の洋式便器には「ウォシュレット」と呼ばれる用を足した後で洗うための小さなシャワーが付いている便器があります。 これは僕がカナダに滞在している間には見かけることがありませんでしたから、おそらく欧米には存在しないのではないでしょうか? 日本では見かける機会があると思いますから、是非とも見つけたらチャレンジしてみて下さい。 慣れるとやみつきになりますよ。 多分。
そして、もう一つの便器「和式」についてまとめましょう。 和式は洋式と違って腰をかけることが出来ず、しゃがんで用を足すように作られています。 利点は便座に触れることなく用を足せるので、意外と日本に訪れた海外の人に人気があったりします。 参考までにこちらの和式にはウォシュレットは付いていません。
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