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日本の春は立春(2月4日頃)から立夏(5月6日頃)までと言われますが、実際の習慣に合わせると3・4・5月でしょうか。 春は元来農業国家であった日本にとって、長い冬が明け、新しい一年の始まりの季節です。 また4月から日本では学校に入学し、学校を卒業した学生が働き始めます。
田んぼでは、水を入れ田植えが始まります。 田植えが終わったばかりの田んぼにはオタマジャクシが泳いだりするのも春ならではですね。
日本の春は梅の花の開花と鶯のさえずりによって始まります。 この鶯は古来よりさえずりの美しさから日本人に愛されてきました。 この春の始まりに皆さんが山に登る機会があればきっとそのさえずりを聴くことができることでしょう。
梅の花の次に春を告げるのは桜です。 4月の入学式の時期に満開に咲いている桜は、見ているだけで新しい何かが始まる感じがします。 是非とも春のメインイベント「花見」はしておいて下さい。
かつて農業国家だった日本は春の始まりを大切にしていたこともあり、立春(2月4日)に「節分」と呼ばれる邪気を払い幸いを願う行事を神社やお寺、更にはいくつかの家庭でも行います。 節分では「鬼は外。 福は内。」と叫びながら煎った大豆「福豆」を家の中から鬼に投げつけ、家の外に追い出します。 家の中で福豆を投げるので部屋の中には福豆が散らばります。 この散らばった福豆を自分の年齢の数だけ食べ、その年の健康を祈願します。 皆さんがもしもホストファミリーと一緒に生活したり、日本人と一緒にパーティをする機会があれば一度楽しんでみて下さいね。
日本人は桜の花を愛します。 実際に日本中の公園、お城や川の土手まで色々な場所で桜の木を見ることができます。 この花見とは、お酒や食べ物を持って桜の花を見てみんなで楽しむためのイベントです。 この季節、桜の木がたくさん植えられている場所には屋台がでています。 色々な屋台ならではのメニューがありますから、それも楽しんでみて下さいね。 もっとも、「花より団子」と言う言葉があるように食べたり飲んだりすることが目的の人もいますけどもね。 ここでのマナーは桜の木の下を汚さないこと。 きちんとゴミはゴミ箱に捨てるか持ち帰りましょう。
女の子がいる家で、雛人形と呼ばれる人形や調度品を具え、菱餅、白酒、桃の花をお供えして、幸福・成長を祈るイベントです。 もしも、皆さんが日本語学校に通っていたらひょっとしたら楽しむことができるかもしれません。
日本では男児のお祭りとされて、甲冑や武具、鎧甲を着た武者の五月人形を飾り、鯉のぼりと呼ばれる鯉の形をした長旗を立てて男児の成長を祝います。 この日はちまきや柏餅を食べます。
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